どんどん、どん底
先日、父が頚髄損傷で首から下がほとんど動かなくなった。
ドラマで見る状況が突然一番近くで起きた。
24時間テレビはもう観る側ではなく出る側だ。
農家という特殊な環境であるため、青年会のような地域での仕事や、農地の管理,確定申告など父が一人で行っていたことが一気に降りかかり、折れた大黒柱による影響はかなり大きい。
さらに、頚髄損傷のような重症患者が居られる場所はかなり限られるため、転院先の病院を探すのか家で介護する体制を整えるのかなど、決めることが次から次に発生する。
お金だってかなりかかるし大変なことはまだまだ続く。
自分は新規就農をして生計を立てることを目指すという割とリスクのある道を進んでいるが、それだって利益が出るまでは厳しい生活になるわけで、一年間以上かけて今後の準備をしてきたがこの状況では一から考え直す必要もある。
また、もともと母にも病気があったりと具体的には書けないが父だけでなく自分以外の家族はそれぞれ訳ありで、僕がしっかりしていないと詰んでしまう。
まだ自分の人生なにも始まっていないのに、いきなりこんな高い壁が現れるとは思っていなかった。
壁というより、スタートラインが遠ざかったという意味では深い穴に落ちたという方が正しいか。
まさに底。
ただ、こんな状況でも意外と自分のメンタルはしっかりしている。
なんか分からないけど、自分なら解決できるし、ここを乗り越えたら人として大きく成長できると思う。
だから、まずはこの深い穴を少しずつのぼっていく。
以上